ママ友にひとり、電話魔で有名な人がいる。
メール全盛のこのご時世、時間に関係なく、思い立ったら即チリリン…なので、
本当に迷惑極まりない。
彼女がわざわざ話したい内容とは、ほとんど子供のこと。
その日、幼稚園のあと一緒に遊ぶためのアポを取りたいがためだけに、
朝の6時半頃から知り合いに電話をかけまくるのだ。
「身内に不幸でもあったのかと思った」とは友人の弁。緊急の連絡以外、普通は控える時間帯だなはず。
家族がまだ寝ていることもあるだろう。
メールを打つのが遅いから、つい電話してしまうという。
聞けば、小学生のお姉ちゃんがいるという。6時台なんて、小学生のいるお宅はさぁ忙しくなるぞという時間。直接理由を聞いたことはないけれど、幼稚園児の下の子が「幼稚園のあと、お友達と遊びたい」と朝からダダをこねて頼んでくるんだそうだ。
そりゃ、うちの子だって同じようにぐずることはある。
でも、それにどれぐらい応えるのかは、全て親である私の予定で決まる話。
どんなにダダをこねようと、ダメな日はダメという訳だが、
彼女の場合、そうではないらしい。
子供の求めることには出来る限り応えてあげたいという親の考え方は理解できるけど、
常識に照らし合わせておかしなこと、我慢すべきことなら、
きちんと子供を諭すのも親の務めだと思う。
かくいう私も、メールの返事が遅い上に、つい考えながら打つところがあるので、
正直、電話でパパッと連絡しあう時代ならよかったのになと思うことはしばしば。
だからって、早朝から電話しようなんて迷惑、考えたこともない。
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